採用フロー【新卒】
新卒採用の一般的な採用フローは、
次のような流れになります。
- インターンシップ
- 募集
- 説明会
- 書類選考 ・筆記試験・適性テスト
- 面接(複数回)
- 内定
- 入社
インターンシップ
インターンシップは、採用フローの早い段階で優秀な人材に出会い、
囲い込みができるチャンスです。
そのため、現在は多くの企業がインターンシップを実施しています。
学生の参加率も高く、企業・学生双方のインターンシップに対する
意欲は高まっていると言えるでしょう。
しかしながら、インターンシップの受け入れには準備が必要なので、
時間、コストはその分必要になります。
募集・採用広報
採用フローの最初の要素である、募集と採用広報です。
募集は、求人サイトや自社の採用サイトで募集をしていきます。
自社サイトには社員インタビューや会社紹介の内容を充実させ、
自社をアピールしましょう。
また、採用情報を公開するだけではなく、
SNSなどを活用してプロモーションを行うと良いでしょう。
会社説明会
会社説明会は自社独自のものと、
合同説明会や就活セミナーなどがあります。
説明会は、企業が学生と直接会える場所でもあります。
会社説明会の目的は、採用サイトやSNSだけでは伝わりにくい、
自社の魅力をアピールし、就活生の志望度を高めることです。
企業によっては、
説明会と同時にグループ面接や筆記試験を行うところもあります。
書類選考
書類選考では、学生が会社の求めている水準にクリアしているかを見極めます。
ターゲットになる人材を明確にしておくことで、
基準がぶれず、選考がスムーズに進むでしょう。
筆記試験・適性検査
新卒採用では、
業務を行う際に必要な最低限の一般常識や知識があるかを見極めるために、
筆記試験を行うことが一般的です。
また適性検査を実施し、コミュニケーション能力やストレス耐性をチェックする
企業もあります。
自宅からPCで受験できるツールを活用することも多くなりました。
面接

面接では1次で採用担当、2次で部長クラス、
3次で役員と進んでいくことが一般的で、
多くの企業では2〜3回行います。
面接の種類には、1人だけの場合と、
グループ面接、グループディスカッションがあります。
忘れてはならないのが、面接は企業と学生の双方向が
「働いてもらいたいか」「働きたいか」を見極める場です。
面接官の態度がそのまま会社の評価にもつながることを忘れずに、
会社側もその点を注意して面接に臨みます。
内定
内定の解禁日が10月1日なので、
多くの企業はこの時期に内定通知を出します。
しかし、多くの場合はそれよりも早く内定が決まっているので、
内々定通知という形ですでに知らせてあります。
内定式は近年、オンラインで開催するところも少なくありません。
内定式の他にも、内定者懇親会や内定者研修などを実施して、
内定辞退を防ぎ、安心して入社できるようにサポートしていくことも大切です。
基本的な採用フローの中で何を実施していくかは、
自社の採用計画に則って決めていきましょう。
次のレッスンでは、「中途の採用フロー」と、
採用フローを設計する時のポイントについて学習を進めます。

